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1990 2014 2015 2016 2050 (年)

6,045 7,227

6,024 6,006

(千tCO2e)

8,000

6,000

4,000

2,000

0

-50

目標

-17

(年)

目標50%

17

バリューチェーンGHG排出量の推移

千tCO2e

バリューチェーンGHG排出量の推移

インラインペットブロー無菌充填機は、工場でのCO2 排出量は増えますが、バリューチェーン全体では大幅 にCO2排出量を削減できます。

「Science Based Targets(SBT)」から承認されたGHG 排出量中期削減目標をめざし、一部の工場で水力発電由 来のCO2フリー電力の活用を始めています。

中期GHG排出量削減目標の設定

共同配送の推進

バリューチェーン全体での削減

共同配送により、CO2排出量を削減できるだけではなく、

トラック運転手の負担も大幅に削減することができます。

電力による CO2削減

50

※2015年比

電力による CO2削減

70

※2015年比 電力による

CO2削減

50

※2015年比

電力による CO2削減

70

※2015年比 キリンビール取手工場

キリンビバレッジ湘南工場

2015

(千tCO2e)

1,088 1,075

2016

2015

(千tCO2e)

4,936

4,932

2016

●基本的な考え方

地 球 温 暖 化

●現状

環境戦略活動内容  地球温暖化環境マネジメント資料・データ編

ビール工場の場合、使用する燃料のかなりの部 分が蒸気を作るボイラーに用いられています。

従来は燃料として重油を使用していましたが、

現在では重油よりCO2排出量が少ない天然ガス への転換を行い、2007年には国内9工場すべて で燃料転換が完了しています。キリンビバレッジ の工場でも同様に燃料転換が完了しています。

また、多品種化に伴い、大型ボイラーから複数の 小型ボイラーでのシステムに切り替え、より効率 の良い運転制御を行っています。

工場で使用する電気の一部では、電熱供給でき るコージェネレーション設備の導入を進めてい ます。自家発電を行う際に得られる排熱を回収 して熱が必要な別の工程で再利用するもので、

エネルギー効率を大幅に向上させることができ ます。さらに、キリンビールの7工場では排水嫌 気処理から発生するバイオガスを利用したコー ジェネレーションも導入しています。

日本綜合飲料事業では、GHG排出量が327千tCO2eから329千tCO2eと2千tCO2e増加し、前 年比で約0.5%の増加となりました。

ビール9工場で「47都道府県の一番搾り」を作り分けたり、クラフトビールの製造を行うなど、多 品種の商品を作り分けることが必要となってきていますが、生産技術における強みである少量多 品種生産技術を駆使し、GHG排出量は昨年とほぼ変わらない水準にすることができました。

製 造

綜合飲料事業では、煮沸や冷却で大量のエネルギーが必要です。既に2013年に定め た国内の製造・物流・オフィスのCO2排出量を2015年までに1990年比35%削減と いう目標を前倒して達成したことを受け、新たにScope1とScope2の合計で2030年 に2015年比30%削減の新しい目標を設定しました。

製造部門では、重油から天然ガスへの燃料転換、排熱が利用できるコージェネレー ションシステム、曝気のためのエネルギーが不要となりバイオガスも得られる排水の 嫌気処理システムの導入など、エネルギー使用量を削減するための技術導入を積極 的に進めてきました。

冷却システム

キリンビールやキリンビバレッジの一部の工場では、大きな温度差の冷却を行う工程において段 階的に冷却を行うカスケード冷却システムの導入や運転改善などにより、冷凍システムの効率を 改善し、省エネルギーに取り組んでいます。

●ブライン系統

低温用冷凍機

実線:ブライン系統  点線:冷水系統

冷水冷熱負荷

高温用冷凍機 冷水製造用冷熱負荷

低温用冷熱負荷

●冷水製造系統

高温タンク冷水 低温タンク冷水

蓄熱タンクブライン 冷凍機更新前

冷凍機更新後

冷水用冷凍機

冷熱負荷冷水 ブライン

高温タンク 低温タンクブライン

ブライン用 ブライン 冷凍機

冷熱負荷 重点1

日本綜合飲料事業

重油から天然ガスへの燃料転換

コージェネレーション

329 千tCO

2

e

(対前年比+0.5%)

332 325 327 329

0 50 100 150 200 250 300 350

(千tCO2e)

2016(年)

2015 2014

2013

地 球 温 暖 化

環境戦略活動内容  地球温暖化環境マネジメント資料・データ編

45

ライオンでは、2016年のGHG排出量はScope1とScop2の合計で251千tCO2eとなり、2015年 に比べて約3%の削減を達成しました。

これは、Swan brewery からWest Endへ製造の統合を行い、West Endのいくつかの工場でエ ネルギー効率化プロジェクトに取り組んだ結果、エネルギーの使用効率が向上したためだと考え られます。

ブラジルキリンの2016年のGHG排出量は2015年に比べて約7%の削減を達成しました。

Scope1では、飲料の製造増加などにより4%増となりましたが、Scope2では電力に占める水力 発電の割合が増えて36%の大幅減となりました。

ブラジルキリンでは、エネルギー使用に関する月ごと、および年間の削減目標を設定し、様々な省 エネルギーの取り組みを進めています。2016年は、2015年よりエネルギー使用量は4.2%削減で きました。また、物流でのトラックの効率的な利用や、遠隔地への船を使った輸送などにも取り組 んでいます。

キリングループでは、ミャンマー・ブルワリーのヤンゴン工場の増 設工事の一部を、日本政府の「二国間クレジット制度資金援助 事業のうち設備補助事業」として実施します。ミャンマー・ブルワ リーは、キリンホールディングスが2015年に買収したミャンマー 国内最大のビール会社です。対象となる設備は、麦汁煮沸工程の 排熱回収システム、麦汁冷却工程等に使用する高効率冷凍システ ム、および小型貫流ボイラーです。

排熱回収システムは、煮沸された麦汁の湯気(蒸気)を回収・再利 用します。従来のシステムでは麦汁煮沸工程での蒸気使用量は蒸 気使用量全体の30%〜40%を占めますが、本設備の導入により、

この工程での蒸気使用量が半減される見込みです。高効率冷凍シ ステムは、冷凍機のカスケード配置と成層・高層タンクの導入によ り、冷凍システム全体の高効率化およびポンプ動力の削減を図る ライオン

ブラジルキリン

二国間クレジット制度を利用したミャンマー・ブルワリーへの省エネ設備導入

292 258 258 251

0 50 100 150 200 250 300 350

(千tCO2e)

2016 (年)

2015 2014

2013

145 118 120

112

0 50 100 150

(千tCO200 2e)

2016(年)

2015 2014

2013

冷却システム

高効率冷却システム

麦汁冷却工程 高温

冷凍機 低温

タンク冷媒

麦汁 空気 酵母

システムです。特に麦汁冷却工程は全冷却負荷の30%〜40%を占 めていますが、これにより同工程の電力消費量を30%〜35%削減 することが可能となります。この2つの設備は、ミャンマーのビール 工場では初めて導入される技術となります。

また、小型貫流ボイラーは、多缶設置により低負荷時の効率ダウ ンや立ち上げ時のロスを低減できるため、燃料を大幅に削減する ことが可能です。

ミャンマーでは、高度成長によるエネルギー需要の急増により、国 内で採掘された化石燃料ではその需要のすべてを賄えなくなるこ とが予想されており、化石燃料の輸入費用の負担が危惧されてい ます。そのため、省エネルギーが国家の重要な政策の一つとなって おり、今回の取り組みは、技術普及のモデル事業としても貢献する ことができると期待しています。 

251 千tCO

2

e

(対前年比−3%)

112 千tCO

2

e

(対前年比−7%)

●基本的な考え方

地 球 温 暖 化

●現状

環境戦略活動内容  地球温暖化環境マネジメント資料・データ編

物 流

飲みものは重量物であり輸送に大きなエネルギーが必要となるため、輸送の効率化 は重要な取り組みです。また、国内ではトラック輸送に携わる運転手の確保が難しく なっており、トラック輸送を減らす取り組みも必要です。このため、キリングループで は物流を非競争分野と定めて、効率的な輸送のための取り組みを進めています。

旧容器 新容器

トラック輸送では積載効率を高めるために、1枚のパレットに積める飲みものの量を増 やすための製品仕様の変更や、1台のトラックに最適な詰め合わせを行うシステム導入 を進めています。さらにモーダルシフトの推進でエネルギー使用量削減とトラック運 転手の長距離輸送削減をめざし、同業他社との共同配送も積極的に進めています。

モーダルシフト

キリングループでは、400〜500km以上の長距離輸送においてCO2排出量の少ない貨物鉄道輸 送や船舶を積極的に使うモーダルシフトに取り組んでいます。トラック輸送は、比較的短い距離で あれば多品種の飲料をお取引先様の倉庫に運ぶには効率的です。しかし、長距離になると、鉄道輸 送の方がCO2排出量が少なくなります。長距離鉄道輸送に対応した擦れにくい特殊カートン(実用 新案取得済)を開発するなど、多くの工夫を積み重ねながらモーダルシフトに取り組み、CO2排出 量の削減と輸送品質の維持・向上の両立にも努めています。

積載効率向上

トラック輸送では、1台のトラックに積載重量を超えないように、いかにたくさんの商品を積載して 運べるかで輸送効率もCO2排出量も変わってきます。キリングループは、個々のトラックの正確な 積載可能量をマスター化した配車システムにより、最も効率的なトラックと積載商品の組み合わせ を選択して輸送するようにしています。

さらに、キリンビバレッジは、炭酸大型容器(1.5L)の容量減少分を肩部形状の変更で確保するこ とで、ペットボトルの“胴径”を直径92.5mmから直径89.5mmに変更し、1パレット当たりの積載 箱数を40箱(10個×4段)から60箱(15個×4段)として積載効率を1.5倍に向上させました。炭酸 大型容器の出荷に使用するトラック台数を年間で約2割削減することが期待されます。

※2016年の炭酸大型容器出荷実績より算出。

共同配送

キリングループでは物流分野を同業他社との協調領域として位置付け、積極的に取り組みを進めて います。共同配送を行うことで、さらにトラックと積載商品の組み合わせを最適化できるだけでな く、輸送経路で空車の比率を下げるなど物流の効率化が図れ、輸送時のCO2排出量の削減が行え るからです。ビール輸送においては、2011年から東京都で同業他社との共同配送を開始し、2015 年6月には別の同業他社が加わりました。さらに、2017年1月から石川県金沢市に同業他社と共同 配送センターを開設し、関西エリアの工場からの鉄道コンテナによる共同輸送を開始しています。

2017年秋からは富山県へとエリアを拡大する予定です。これにより、長距離をトラックで輸送する 必要がなくなり、トラック運転手の負担も軽減されます。

飲料輸送についても東北・首都圏・近畿・九州といった全国各地で共同配送を推進しています。

重点2

CO

2 CO2

CO

2

CO2 CO2

キリン工場

関西

滋賀工場 名古屋工場

神戸工場

石川

富山 キリン工場

A社工場

吹田貨物 ターミナル 約45km

約10km 250km

200km

共同配送以前

共同配送以降

230km

鉄道輸送

金沢貨物

ターミナル 石川

富山 各社で配送

旧容器パレット積載画像

40箱(10個×4段) 新容器パレット積載画像 60箱(15個×4段)

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